AB TastyとContentsquareの組み合わせにより課題発見から効果改善までを可視化して検証できる
アットホーム株式会社 様
1967年の創業以来、不動産情報メディア・不動産業務ソリューション等の事業を通じて、不動産にかかわるすべての方に役立つサービスを提供している企業です。
◎インタビュー背景
2023年1月ごろ、社内のデジタルマーケティング課題に対してギャプライズが提案を行なっていたタイミングで、Googleオプティマイズ終了のリリースがあったことで、急遽ABテストツールの選定も並行して進める事となり、最終的にABテストと顧客体験分析プラットフォームを同時に導入いただくという、少し特殊な事情のあったアットホーム様。選定のポイントや今後の活動に対する期待についてお聞きしました。
◎インタビューにご協力いただいた方
鈴木 正次 様
Cメディア事業戦略部 マーケティング分析Gグループ長
ご導入いただいたソリューション:AB Tasty / Contentsquare
■導入の背景
ーーAB TastyとContentsquareをご導入いただいた背景についてお聞かせください。
元々は2022年の12月にデジタルマーケティングのご支援としていくつかのソリューションをご提案いただいていた中で、特にContentsquareに興味を持ってお話を進めていました。
一方、時期を同じくしてGoogleオプティマイズ終了のリリースがあり、社内の別部門でABテストツールの選定に取り掛かっていたのですが、ギャプライズさんでもABテストツールの取り扱いがあるということと、社内でも情報が不足していたことから、ギャプライズさんに比較表を用意いただきました。
ーーContentsquareに興味を持たれたキッカケは?
テストをするにあたって「なぜやるのか?」が明文化・数値化できず、なんとなく主観でユーザビリティを判断しました。そのため納得感がないという課題があった中で、ある程度可視化できるツールの必要性を感じていたこともあり、Contentsquareが叶えてくれると感じたことが大きかったです。
ーー順番としてはどちらが先に決まったのでしょうか?
ABテストツールに関しては別で動いていたのですが、ユーザビリティの可視化という部分も併せて考えた結果、掛け合わせで導入しようということになりました。
■選定のポイント
ーーABテストツール選定の際に、重要視した要素はありましたか?
元々、ABテストにはGoogleオプティマイズを使っていたため、コスト面が最初のハードルでした。ただ、どれだけ探してもGoogleオプティマイズと同様のコスト感で導入できるツールはありませんでした。
もう一つの課題として、Googleオプティマイズについてはある程度HTMLの知識が必要で、実施できる施策数に限りがある点がありました。本来であれば開発を挟まずに、企画側でABテストツールを実装まで動かせたほうが早いスパンで検証することができます。
その点で、AB Tastyであればある程度ノーコードで検証ができるため、開発コストを抑えることが可能になると考えました。
ーーContentsquare導入にあたって、決め手になったことはありましたか?
セッションリプレイ機能があることでユーザーの行動が文字通り可視化できる部分は感動的でした。コンバージョンに至らない原因の特定をして、それを定量化することによってインパクトが出せるので改善の優先順位付けもできると感じました。
社内レビューをした際に経営層からの評価も高く心強い後押しになりましたね。
■比較検討ツール
ーー他に検討したツールはありますか?
ABテストツールに関しては、要件を確認して3つのツールで比較検討しました。最終的には使い勝手の良さと金額面でAB Tastyに決定しました。ContentsquareとAB Tastyを掛け合わせて導入することによる施策の再現性のメリットから決定しました。
■今後の展望や改善の方向性
ーー今回は、運用面も含めてのご依頼となっていますが、ギャプライズに対して期待していることは?
高価なツールを入れているので、結果をしっかり出したい。そのための道しるべのような、活用できる土台づくりをしていただけると助かるなと期待しています。そのための勉強会などには、ぜひお時間をいただきたいですね。
社内ではスペシャリストを作っていこうと思っています。このツールに関してはこの人に聞けばなんでも答えでもらえるという人材が必要ですね。併せて月一で社内レビューをすることで、全体を俯瞰して把握できる体制を作っていけたらと思っています。
■これからツール選定する企業さまへ
ーーこれからABテストツールを選定される方へアドバイスはありますか?
何が課題なのか、何がネックになっているのかを把握しないと解決すべきツールを判断できないと思います。例えばお金であれば費用対効果がどのくらいなのか、あるいはツールを使ってどのくらいスピードの短縮ができるのかを社内でしっかり納得できるかが重要かと思います。